先輩行員の声

静岡銀行 経営企画部
 池田 早紀さん(2020年入行)

ずっと想い抱いていた故郷への恩返しを実現

  • 学生時代から抱いていた地元への貢献

     私は、現在、株式会社メルカリで働いています。前職を含め、約10年ほど人事系のキャリアを歩んでいましたが、2019年に異動し、現在はマーケティング部に所属しています。
     ちょうど異動した直後、静岡銀行から「新しい人事制度の導入を検討するにあたり、力を貸してほしい」との依頼がありました。長年培った人事のキャリアを他で活かしたいとも思っていましたし、学生時代から地元静岡に貢献したいという気持ちがあり、静岡銀行であれば、地元のためになる仕事ができると思い、お受けしました。また、行員のみなさんは、銀行を変えたいという気持ちが強く、一緒にチャレンジしたいと思いました。

  • 頭取からかけられた言葉に共感

     柴田頭取からは、「『地域とともに夢と豊かさを広げます。』という静岡銀行の基本理念の実現に向けて、前例に捉われずに何ができるのかを考えていきたい」との話がありました。そのうえで、「静岡には魅力がたくさんあるが、県内にいるとそれを実感しにくい。都心から近いからこそ、人が県外へ出て行きやすい。県内に企業や人を誘致したり、流入を増やすことができれば、静岡の経済はより活性化する」との話が、地元に貢献したいという私の想いと一致し、モチベーションが上がりました。
     また、「違和感を覚えることがあれば、遠慮なくはっきり言ってほしい」とも言われました。私が違和感を覚えたとしても、それが必ずしも正解ではありませんが、外部の目から見たときの違和感から始まる気づきは重要であり、こうした部分も私に期待されているのだと改めて思いました。これまで、改善できると感じたことは何でも伝えています。

  • 行員の実行力の高さにも社風の違いにも驚き

     静岡銀行で実際に働いてみて、仕事を早く正確に行う行員のみなさんの実行力の高さに驚きました。例えば、「YouTubeをやってみては」とアイデアを出した時に、2週間で実現したことにはとても驚きました。
     一方、行内の情報伝達に関してはもっとオープンに全行員を対象としてもよいと思うことが多々あります。業界の違いはありますが、気付いたことは、積極的に発信していきたいと思います。

  • 新しい仕事領域にチャレンジ

     当初は経営管理部に配属され、採用や新人事制度の導入等を支援しました。最近実施した従業員意識調査において、行員の「挑戦」や「ダイバーシティ」などの意識向上が数値として表れていました。まだ第一歩ですが、銀行に貢献できていると感じ、嬉しかったです。
     現在は経営企画部に異動し、新規事業に対するブレストなどを行っています。外からの目線で意見やアイデアを積極的に出す姿勢が評価され、人事以外の仕事を任せてもらえたことは、私にとっても成長機会になっています。

  • 常に好奇心を持ち続けてほしい

     好きな言葉に「成果の限界は行動の限界、行動の限界は思考の限界、思考の限界は情報の限界」というフレーズがあります。情報の限界を作らないためには、常に旺盛な好奇心を持って自ら情報収集することが必要だと思います。地域のために存在する地方銀行は、地域の実情をきめ細かく把握したうえで、世の中の最新動向をキャッチアップして、課題解決に向けた取り組みを考える必要があります。思考と行動を狭めず、人脈を広く築くことで感度高く情報を収集し、それをビジネスにつなげていける人材が、地方銀行には求められていると思います。

2022年3月29日掲載

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