2023年度(令和5年度)

地方銀行2023年度決算の概要(2024年6月12日公表)

【要旨】
※計数は、特に断りがない限り
地方銀行62行の単体ベース。
( )、[ ]内は、前年同期比。

1.損益

コア業務純益

資金利益、役務取引等利益が増加したものの、その他業務利益(国債等債券関係損益を除く)の減少および経費の増加により、コア業務純益は前年同期比▲3.5%(▲493億円)の1兆3,670億円。

業務純益

国債等債券関係損益の損超幅の改善により、業務純益は同+15.3%(+1,315億円)の9,915億円。

経常利益

業務純益および株式等関係損益の増加により、経常利益は同+16.0%(+1,644億円)の1兆1,913億円。

当期純利益

当期純利益は同+13.5%(+1,010億円)の8,513億円。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):251兆7,271億円(+9兆3,676億円[+3.9%])
  • 有価証券(平残):72兆1,375億円(+3,514億円[+0.5%])
  • 預金(平残):326兆4,546億円(+5兆9,061億円[+1.8%])

3.自己資本比率(単体)

  • 国際統一基準行(9行):15.52%(+1.50%ポイント)
  • 国内基準行(53行):10.09%(+0.08%ポイント)

4.不良債権額

  • 銀行法および金融再生法に基づく開示債権額:4兆3,233億円(▲175億円[▲0.4%])
主要項目 (1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金 、純資産の部合計、資本金
主要項目 (2)
業務純益、経常利益、当期純利益、経費、自己資本比率 、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
貸出金関係 (1)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権、三月以上延滞債権、貸出条件緩和債権、小計、正常債権、合計(総与信)
貸出金関係 (2)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2009年度以降)を掲載しています。