2023年度(令和5年度)中間

地方銀行2023年度中間決算の概要（2023年12月13日公表）

【要旨】
※計数は、特に断りがない限り
地方銀行62行の単体ベース。
（　）、［　］内は、前年同期比。

1.損益

コア業務純益

資金利益の減少、その他業務利益（国債等債券関係損益を除く）の減少等により、コア業務純益は前年同期比▲14.6％（▲1,173億円）の6,862億円。

業務純益

国債等債券関係損益の損超幅が改善したものの、コア業務純益の減少により業務純益は同▲6.0％（▲339億円）の5,338億円。

経常利益

株式等関係損益が増加したものの、業務純益の減少により、経常利益は同▲3.3％（▲229億円）の6,783億円。

中間純利益

中間純利益は同▲4.3％（▲220億円）の4,857億円。

2.資産・負債

  • 〇貸出金（平残）：249兆6,778億円（＋10兆1,657億円［＋4.2％］）
  • 〇有価証券（平残）：71兆1,576億円（▲9,335億円［▲1.3％］）
  • 〇預金（平残）：326兆6,540億円（＋６兆413億円［＋1.9％］）

3.自己資本比率（単体）

  • 〇国際統一基準行（９行）：13.88％（＋1.45％ポイント）
  • 〇国内基準行（53行）：10.11％（＋0.48％ポイント）

4.不良債権額

  • 〇銀行法および金融再生法に基づく開示債権額：４兆3,061億円（▲189億円［▲0.4％］）

各行別データ（「決算短信」等より）

主要項目 (1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金 、純資産の部合計、資本金
主要項目 (2)
業務純益、経常利益、中間純利益、経費、自己資本比率 、連結経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益
貸出金関係 (1)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、要管理債権、三月以上延滞債権、貸出条件緩和債権、小計、正常債権、合計（総与信）
貸出金関係 (2)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益（業務純益、経常利益、信用コスト等）の推移（2009年度以降）を掲載しています。