2017年度(平成29年度) 中間期

地方銀行2017年度中間決算の概要(2017年12月13日公表)

【要旨】
※計数は、特にことわりがない限り
地方銀行64行の単体ベース。
( )、[ ]内は、前年同期比。

1.損益

コア業務純益

資金利益、役務取引等利益が前年同期とほぼ同水準、その他業務利益(金融派生商品収益等)が減少し、コア業務純益は前年同期比▲3.7%(▲204億円)の5,359億円。

業務純益

コア業務純益の減少に加え、国債等債券関係損益が損超に転じたことから、業務純益は▲13.9%(▲856億円)の5,316億円。

経常利益

業務純益は減少したものの、株式等関係損益の益超幅の拡大、不良債権処理額の減少により、経常利益は+0.1%(+5億円)の6,650億円。

中間純利益

4,817億円(+2.6%[+123億円])。

2.資産・負債

  • 貸出金(平残):192兆7,878億円(+7兆5,256億円[+4.1%])
  • 有価証券(平残):70兆6,517億円(▲4兆7,082億円[▲6.2%])
  • 預金(平残):255兆1,850億円(+6兆8,118億円[+2.7%])

3.自己資本比率(国際統一基準行は連結、国内基準行は単体)

  • 国際統一基準行(10行):14.65%(+0.31%ポイント)
  • 国内基準行(54行):10.03%(▲0.18%ポイント)

4.不良債権額

  • 金融再生法開示債権額:3兆4,464億円(▲2,784億円[▲7.5%])。

各行別データ(「決算短信」等より)

主要項目(1)
資産の部合計、貸出金、有価証券、負債の部合計、預金、純資産の部合計、資本金
主要項目(2)
業務純益、経常利益、中間純利益、経費、自己資本比率、連結経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益
貸出金関係 (1) (リスク管理債権)
破綻先債権、 延滞債権、3か月以上延滞債権、貸出条件緩和債権
貸出金関係 (2) (金融再生法開示債権)
破産更生債権、危険債権、要管理債権
貸出金関係 (3)
一般・個別貸倒引当金、消費者ローン等残高、住宅ローン残高、中小企業等貸出金比率

(注)単位未満の場合は「0」。

時系列データ

地方銀行全体の損益(業務純益、経常利益、信用コスト等)の推移(2008年度以降)を掲載しています。